2012年07月02日
選択と集中
■ゆ~さん★のおもしろコラムだじょ~
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今回は、ちょっと経営色が濃い内容なので、興味の無い人もいるかもしれませんが、プライベートでも応用ができるものなのでチョット耳を傾けてみてw
事業でも然り、プロジェクトでも然り、プライベートでも然り。
何か事を成し遂げるには、人とか物とか資金とかノウハウとか、限られた資源を有効に使わなければならない。
例えば零細~中小企業が、ある分野で大企業と戦わねばならなくなった時、経営資源は人物金と、どれをとっても大企業にかなわない。
しかし、零細~中小企業は突破口となるポイントを探し出し、そこに全ての経営資源を投入する事によって互角かそれ以上に戦う事ができ、つまり勝利の可能性が出てくる寸法。
分かり易く数値で表せば
経営資源の投下
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大企業=総資源100
事業1 事業2 事業3 ゼネラル部門(経理、総務、人事等)
30 25 25 20
中小企業=総資源40
事業1 事業2 ゼネラル部門
0 35 5
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※中小企業の立場から、事業1、事業2で大企業とぶつかる時、経営的に優先すべき事業を選択して事業2を選び思いっきり全体の贅肉をそぎ落としそこに資源を集中投下するわけです。
そうすると
大企業の事業2の力:中小企業の事業2の力=25:35⇒5:7
という事で2ポイントのアドバンテージが得られ勝利の可能性が出てくるわけです。
この事は、経営の基本であり定石。ジョ~シキ!
でも、思いが至っていない会社って多いし、できていない会社は山ほどあるのです・・・コレがまた。
ここで注意しなければいけない事は「選択と集中」はそれぞれ混在する事業の中で部分的に行ってはいけないという事。
企業全体のコンセンサスとして選択した一つの方向に全体が向かう形でなければ、結局それは分散と変わらない結果となり、先の5:7の例の様に事業の力が高まらない。
一番愚かな事は、「これも、あれも、それも・・・」と欲目を出す事。
気持ちは分かるけれど・・・その結果は・・・
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中小企業=総資源40
事業1 事業2 ゼネラル部門
15 15 10
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となり、どれも中途半端で結局全部、大企業に負ける。
また、資本・資源(人・物・金・情報・時間)の投下(特に資金)には定石があって、それは「お金を生み出す所(もの)」に投下する事だ。
例えば、本社などの事務所。
一部の例外を除いて、事務所自体はお金を生み出さない。よって立派な本社や事務所はいらない。
そんな所に資金を投入する余力があるのなら、それをそのまま営業部署を
充実するなり、商品、製品の充実、プロモーションの充実を図るのにまわした方が良い。
この点で、私の知る最も良い例は、寿司麺処「大京」だ。
関東の郊外を中心に展開する和風ファミレス。
この会社の本社は、昔ながらの平屋の民家で、2件連なった長屋をそれごと賃貸して、ぶち抜いて本社として使っていた。
見てくれなんて関係ないのです。
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※好例といって紹介しておいてアレですが…大京は、その後経営を誤り倒産し、今は会社更生法適用となってしまいました。
何故そうなってしまったのかはまた別の機会に。
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まあ、この例は極端かもしれないが、本質をしっかり押さえている。
つまり、ファミレスはどこで勝負(お金を生み出すのか)?
と言えば、お客様にサービスを提供するお店だ。
であるから、お店自体にはお金を掛ける。
お店に出る従業員には熱心に教育をし、お金を掛ける。
良質のサービス提供する事にはお金を掛ける。
お店自体の宣伝にはお金を掛ける。
=利益創出部門に的を絞り(選択)、資金を集中投下というわけです。
今回は、ビジネスのとりわけ経営に関する事にテーマを向けていますが、これってプライベートでも言える事なんです。
個人でいえば、小遣いや、自由に使える時間あたりを資本や資源に置き換えて、それをどう分配するのか、何を選択し、集中させるのかを考えてみると応用し易く発展的だと思います。
是非、お試しあれ~
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今回は、ちょっと経営色が濃い内容なので、興味の無い人もいるかもしれませんが、プライベートでも応用ができるものなのでチョット耳を傾けてみてw
事業でも然り、プロジェクトでも然り、プライベートでも然り。
何か事を成し遂げるには、人とか物とか資金とかノウハウとか、限られた資源を有効に使わなければならない。
例えば零細~中小企業が、ある分野で大企業と戦わねばならなくなった時、経営資源は人物金と、どれをとっても大企業にかなわない。
しかし、零細~中小企業は突破口となるポイントを探し出し、そこに全ての経営資源を投入する事によって互角かそれ以上に戦う事ができ、つまり勝利の可能性が出てくる寸法。
分かり易く数値で表せば
経営資源の投下
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大企業=総資源100
事業1 事業2 事業3 ゼネラル部門(経理、総務、人事等)
30 25 25 20
中小企業=総資源40
事業1 事業2 ゼネラル部門
0 35 5
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※中小企業の立場から、事業1、事業2で大企業とぶつかる時、経営的に優先すべき事業を選択して事業2を選び思いっきり全体の贅肉をそぎ落としそこに資源を集中投下するわけです。
そうすると
大企業の事業2の力:中小企業の事業2の力=25:35⇒5:7
という事で2ポイントのアドバンテージが得られ勝利の可能性が出てくるわけです。
この事は、経営の基本であり定石。ジョ~シキ!
でも、思いが至っていない会社って多いし、できていない会社は山ほどあるのです・・・コレがまた。
ここで注意しなければいけない事は「選択と集中」はそれぞれ混在する事業の中で部分的に行ってはいけないという事。
企業全体のコンセンサスとして選択した一つの方向に全体が向かう形でなければ、結局それは分散と変わらない結果となり、先の5:7の例の様に事業の力が高まらない。
一番愚かな事は、「これも、あれも、それも・・・」と欲目を出す事。
気持ちは分かるけれど・・・その結果は・・・
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中小企業=総資源40
事業1 事業2 ゼネラル部門
15 15 10
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となり、どれも中途半端で結局全部、大企業に負ける。
また、資本・資源(人・物・金・情報・時間)の投下(特に資金)には定石があって、それは「お金を生み出す所(もの)」に投下する事だ。
例えば、本社などの事務所。
一部の例外を除いて、事務所自体はお金を生み出さない。よって立派な本社や事務所はいらない。
そんな所に資金を投入する余力があるのなら、それをそのまま営業部署を
充実するなり、商品、製品の充実、プロモーションの充実を図るのにまわした方が良い。
この点で、私の知る最も良い例は、寿司麺処「大京」だ。
関東の郊外を中心に展開する和風ファミレス。
この会社の本社は、昔ながらの平屋の民家で、2件連なった長屋をそれごと賃貸して、ぶち抜いて本社として使っていた。
見てくれなんて関係ないのです。
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※好例といって紹介しておいてアレですが…大京は、その後経営を誤り倒産し、今は会社更生法適用となってしまいました。
何故そうなってしまったのかはまた別の機会に。
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まあ、この例は極端かもしれないが、本質をしっかり押さえている。
つまり、ファミレスはどこで勝負(お金を生み出すのか)?
と言えば、お客様にサービスを提供するお店だ。
であるから、お店自体にはお金を掛ける。
お店に出る従業員には熱心に教育をし、お金を掛ける。
良質のサービス提供する事にはお金を掛ける。
お店自体の宣伝にはお金を掛ける。
=利益創出部門に的を絞り(選択)、資金を集中投下というわけです。
今回は、ビジネスのとりわけ経営に関する事にテーマを向けていますが、これってプライベートでも言える事なんです。
個人でいえば、小遣いや、自由に使える時間あたりを資本や資源に置き換えて、それをどう分配するのか、何を選択し、集中させるのかを考えてみると応用し易く発展的だと思います。
是非、お試しあれ~