2012年04月18日
創造性について(後編)
■ゆ~さん★のおもしろコラムだじょ~
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と、いうわけで水野(サミ~ちゃん)って人にドラムを師事して、僕の血の滲む様な修行がスタートしたわけですが、当時はどんなんだったかっていうと、家から音楽学校までの道程は、家~バス~電車で1時間くらいだったかな?
その間、バスの中でも電車の中でもスティックを持って足の腿でテケテケとスティック・コントロールの練習をやり続ける。(腿の一点にスティックの先が当たるから、そこが青馴染になっちゃうんだ)
周りの人の迷惑なんてお構いなし。
おもしろいよw 例えばこんなの。R=右 L=左 (左右の足で正確にテンポをとりながらやるんだ)
「RLRR・LRLL」これが1セットで同じテンポとリズムで続ける。⇒これシングル・パラディドルっていうんだ。
「RLRLRR・LRLRLL」⇒これダブル・パラディドル。
「RLRLRLRR・LRLRLRLL」⇒これトリプル・パラディドル。
「RRLLRRLL」⇒これダブル・ストローク・ロール。
「RLRLRLRL」⇒これシングル・ストローク・ロール。
これを専門的にはルーディメンツって言うんだけど、こ~んなのが300種類位あるわけです。
移動中も、レッスンの待合室でも、家に帰ってきても・・・ずーっとやってる。(風呂に入っていてもだw)
また、歩いている時も、踏み切りの音に合わせてとか、車の方向指示器の音に合わせてとか・・・とにかく、バカみたくやりっぱなし!スティックを抱いて寝ていたくらいに。
何かに真剣に取り組んだ場合、まぁ、こういう次期があるんです。
でも、毎日がとても充実していました。乾いた砂に水が染み込む様にドンドン新しい事が入ってきてビシビシと鍛えられて磨かれて行くのが実感できたんだ。そう、毎日がNEW!
僕は音楽学校で、ドラミングの基礎~応用~発展(即興)と譜面、音楽理論など多岐に渡り多くを学びジャズを中心に多くのスタイルを学びました。
それで分った事は
ロックがとても好きでロックしか演らない人がよくいますが、演奏に幅がなく、とてもチープになってしまうという事。
で、よくよく話を聞いてみると、結局ロックしかできないのです。
例えば、ロックが大好きなら、他のジャンル。特にジャズやラテンを深く勉強してみると、表現の幅が飛躍的に広がり、新しい世界が見えてきます。
その上で、やっぱりロックが好きなら本物で、懐の深いロックの演奏ができるってもんです。
スティーブ・ヴァイなんか、バリバリのロックギタリストだけど、バリバリのジャズOKよ。(バークリー出身)
会社の仕事でもそうかもしれない。多くの経験を通じその上でその事(仕事)を行うなら、多くの角度から様々な事が考えられ、質の高い結果を生み出せるだろう。
音楽の三大要素って「リズム」「メロディー」「ハーモニー」なんだけど、これは実に多くの事を示唆していると思う。
ドラムっていう楽器は、リズムとダイナミクス(サウンドの強弱)を主に担当するんだけど、これはその楽曲の屋台骨+表情の大枠を担うわけです。
メロディー(旋律)は行くべき方針。リズムとはそれを支える屋台骨。
ハーモニーとは構成する人々(音)との調和。
行くべき時にドラマーが全体のダイナミクスをフォルテにリードして盛り上げる。
そして、引くべき時にピアニシモへと導くコンダクター。
この阿吽の呼吸で、空間と時間を彫刻して行く行為。
ここに音楽の芸術性があり、創造性があるわけです。
ここで、最も重要なものは、演奏する楽曲の解釈を演奏に参加する全員が一致させる事。
つまり、目的、方針、意味、転換点のポイントなど全員が理解して、それぞれのパートが機能的に結び付き協力し合って仕事(サウンド)を作り上げていく事。
今、音楽の話しをしてきましたが、どうです? 会社の仕事とダブって見えてきませんか?
僕は、この後、音楽の世界でプロフェッショナルとなりましたが、とある事からビジネスマンに転身しました。(この辺りは、おいおい書こうかな~)
ビジネスの世界で生きて行くに当たって、今までを振り返ってみると、この音楽で学んだ事がとても役に立ち、随所で応用してきたように思います。
これは、単に僕のケースだけど、皆さんも何か今迄やってきた事、例えばスポーツや書道や華道や・・・いろいろ。の中で培ったものを活かせると思います。
ぜひ、これを機会に振り返ってみてはいかがでしょうか。
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おまけ 音楽豆知識
よく、ギョーカイ用語とかいって
「ら~はがり~へ!シースーくーいー?」「イーセンおーらい、けーおー?」
何いってんだw これwww
腹へったからさー、寿司いかない? 3千円通しでいい?
ってことなんだけど・・・これ、元々はジャズメンの使ってたミュージシャン用語なんだよね。
ま、逆さま言葉は、TVとかでも有名?だけど、イーセンとかっていうのはね、音階なんだよね。
C D E F G A B C ・・・英語表記
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド ・・・日本語表記
ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー ツェー・・・・ドイツ語
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ ・・・アレンジ記号
なので、1万はツェーマン。 2万5千はデーマンゲーセン。
3万円の場合は、エーマンとは言わない。ラと混同しないようにする為にイー(E)マンという。
因みに、十万はツェージュー。
もう、お気付きの様に、これはギャラを数える隠語(スラング)なんです。
(今日のさーラーギャってさーゲーマンじゃんw まあまあだよねw ってな感じ)
そして、ミュージシャンは7までしか数えられないのでした・・・。
おっしまい。 ><b
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と、いうわけで水野(サミ~ちゃん)って人にドラムを師事して、僕の血の滲む様な修行がスタートしたわけですが、当時はどんなんだったかっていうと、家から音楽学校までの道程は、家~バス~電車で1時間くらいだったかな?
その間、バスの中でも電車の中でもスティックを持って足の腿でテケテケとスティック・コントロールの練習をやり続ける。(腿の一点にスティックの先が当たるから、そこが青馴染になっちゃうんだ)
周りの人の迷惑なんてお構いなし。
おもしろいよw 例えばこんなの。R=右 L=左 (左右の足で正確にテンポをとりながらやるんだ)
「RLRR・LRLL」これが1セットで同じテンポとリズムで続ける。⇒これシングル・パラディドルっていうんだ。
「RLRLRR・LRLRLL」⇒これダブル・パラディドル。
「RLRLRLRR・LRLRLRLL」⇒これトリプル・パラディドル。
「RRLLRRLL」⇒これダブル・ストローク・ロール。
「RLRLRLRL」⇒これシングル・ストローク・ロール。
これを専門的にはルーディメンツって言うんだけど、こ~んなのが300種類位あるわけです。
移動中も、レッスンの待合室でも、家に帰ってきても・・・ずーっとやってる。(風呂に入っていてもだw)
また、歩いている時も、踏み切りの音に合わせてとか、車の方向指示器の音に合わせてとか・・・とにかく、バカみたくやりっぱなし!スティックを抱いて寝ていたくらいに。
何かに真剣に取り組んだ場合、まぁ、こういう次期があるんです。
でも、毎日がとても充実していました。乾いた砂に水が染み込む様にドンドン新しい事が入ってきてビシビシと鍛えられて磨かれて行くのが実感できたんだ。そう、毎日がNEW!
僕は音楽学校で、ドラミングの基礎~応用~発展(即興)と譜面、音楽理論など多岐に渡り多くを学びジャズを中心に多くのスタイルを学びました。
それで分った事は
ロックがとても好きでロックしか演らない人がよくいますが、演奏に幅がなく、とてもチープになってしまうという事。
で、よくよく話を聞いてみると、結局ロックしかできないのです。
例えば、ロックが大好きなら、他のジャンル。特にジャズやラテンを深く勉強してみると、表現の幅が飛躍的に広がり、新しい世界が見えてきます。
その上で、やっぱりロックが好きなら本物で、懐の深いロックの演奏ができるってもんです。
スティーブ・ヴァイなんか、バリバリのロックギタリストだけど、バリバリのジャズOKよ。(バークリー出身)
会社の仕事でもそうかもしれない。多くの経験を通じその上でその事(仕事)を行うなら、多くの角度から様々な事が考えられ、質の高い結果を生み出せるだろう。
音楽の三大要素って「リズム」「メロディー」「ハーモニー」なんだけど、これは実に多くの事を示唆していると思う。
ドラムっていう楽器は、リズムとダイナミクス(サウンドの強弱)を主に担当するんだけど、これはその楽曲の屋台骨+表情の大枠を担うわけです。
メロディー(旋律)は行くべき方針。リズムとはそれを支える屋台骨。
ハーモニーとは構成する人々(音)との調和。
行くべき時にドラマーが全体のダイナミクスをフォルテにリードして盛り上げる。
そして、引くべき時にピアニシモへと導くコンダクター。
この阿吽の呼吸で、空間と時間を彫刻して行く行為。
ここに音楽の芸術性があり、創造性があるわけです。
ここで、最も重要なものは、演奏する楽曲の解釈を演奏に参加する全員が一致させる事。
つまり、目的、方針、意味、転換点のポイントなど全員が理解して、それぞれのパートが機能的に結び付き協力し合って仕事(サウンド)を作り上げていく事。
今、音楽の話しをしてきましたが、どうです? 会社の仕事とダブって見えてきませんか?
僕は、この後、音楽の世界でプロフェッショナルとなりましたが、とある事からビジネスマンに転身しました。(この辺りは、おいおい書こうかな~)
ビジネスの世界で生きて行くに当たって、今までを振り返ってみると、この音楽で学んだ事がとても役に立ち、随所で応用してきたように思います。
これは、単に僕のケースだけど、皆さんも何か今迄やってきた事、例えばスポーツや書道や華道や・・・いろいろ。の中で培ったものを活かせると思います。
ぜひ、これを機会に振り返ってみてはいかがでしょうか。
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おまけ 音楽豆知識
よく、ギョーカイ用語とかいって
「ら~はがり~へ!シースーくーいー?」「イーセンおーらい、けーおー?」
何いってんだw これwww
腹へったからさー、寿司いかない? 3千円通しでいい?
ってことなんだけど・・・これ、元々はジャズメンの使ってたミュージシャン用語なんだよね。
ま、逆さま言葉は、TVとかでも有名?だけど、イーセンとかっていうのはね、音階なんだよね。
C D E F G A B C ・・・英語表記
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド ・・・日本語表記
ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー ツェー・・・・ドイツ語
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ ・・・アレンジ記号
なので、1万はツェーマン。 2万5千はデーマンゲーセン。
3万円の場合は、エーマンとは言わない。ラと混同しないようにする為にイー(E)マンという。
因みに、十万はツェージュー。
もう、お気付きの様に、これはギャラを数える隠語(スラング)なんです。
(今日のさーラーギャってさーゲーマンじゃんw まあまあだよねw ってな感じ)
そして、ミュージシャンは7までしか数えられないのでした・・・。
おっしまい。 ><b
キャバレ―ではこバンやってたのですか
いやはや 懐かしいですね
失礼ですがそこそこのお年では
若い頃は新宿のサムライ
,ビザ―ル,ポニーなどによく通ってました
JAZZ ROCK の名盤紹介を是非お願いします
キレのいい文章なので期待してます