2012年04月16日
創造性について(中編)
■ゆ~さん★のおもしろコラムだじょ~
------------------------------------
僕と音楽との出逢いは・・・
中学校の1年生の時に文化祭で3年の先輩が体育館でフォークギター1本で弾き語りしていたのを見たのがキッカケ。
当時、気になっていた女の子(初恋?ってやつかなぁ? よくわかんないけど・・・)が、「キャ~!先輩カッコイイ~!」って夢中になってた。
僕自身もすげーなーって思って感動したんだ。
んで、音楽っていいなぁ~女の子にモテモテだし、スゲー感動的だし~ってわけで、その娘にホレさせる為にギターを始めたんだ。
中3になってブリティッシュ・ハード・ロックと出逢ってエレキ・ギターに夢中になった。
当時のギタリストNo1のリッチー・ブラックモアのプレイは殆ど完全コピーしたよ。(今でも指が覚えてるw)
バンドを始めたのもこの頃で、それはもう~寝食を忘れてロックを貪ってた。
譜面なんか読めないから、LPをテープに録音して、繰り返し繰り返し聴き込んで耳でコピーしてたんだ。
寸分漏らさずに聴き込む。すると、どうやって弾いてるのかがだんだんと分ってくる。
ギターって弦が6本あるんだけど、同じ音でも弦によって微妙にニュアンスが違うから、「この音はどの弦で弾いてる!」っていうのが分るんだよ。で、次の音との兼ね合いがあるから、どの指で弦を押さえればスムースに運指ができるかが自ずと分るんだ。
そうやって少年は早弾きギターキッズとなっていった。(この頃はギターでプロになりたいな~なんて夢を持っていた)
高校生になると、もうある程度のプレーができる様になっていた。
憧れのギタリストのフレーズをコピーして、なり切って演奏する。頭の中はもう毎日が武道館でライブだったよ。
ロックスターのヒット曲を真似して演奏するだけで十分満足だった。
その頃は、TOTOとかヴァン・ヘイレンとか、UFOとか、レインボーとかMSGとか流行ってたな~
ヘヴィーメタルなんかも、ちょうどその頃でだしてきたと思う。(メロディアスじゃないのは個人的にはあまり好きになれなかったけど)
高校も3年生頃になると・・・なんか自分のギタープレイに限界を感じていた。
その一つは、音楽自体の無知からきていてロックしか知らないからそれしか演奏ができない、幅がとても狭いんだ。
そして独学で理論が分ってないから、音の操りが上手くできなくて自由な感情表現が演奏できない、アドリブに限界がある。
パターンにはまって抜け出せない。真似ばかりで、独創的な演奏ができない・・・したいんだけど、その方法がわからない・・・。
つまり、壁にぶつかっていたんだ。
もう一つは、楽器自体の構造で表現できる音階が限られている事への不自由。
ギターを極めてもいないのにw 生意気だよね。
でも、当時は真剣にそう思っていたんだ。
そんな時に、すげーグレイトなドラマーと出逢う。
彼の名はスティーヴ・ガッド。
彼のプレーを聴いたら、もうぶっ飛んでしまった。感じてしまったんです「海」を、偉大な表現力を。
こんな人間がこの世にいたのか!?って感じで、神憑ったパーフェクトなタイム感、センス、難解なポリリズム、フィール、懐の深いバックグラウンド、テクニック、バランス、人間性・・・もう、メロメロにやられちゃいました。
こんな風に演奏できたらいいなーって素直に思ったんだ。
その瞬間に、即ドラマーに転向w もう、これしかない!って感じで。
(なんかすげェ単純だなw ぼく様ちゃんw)
(現在世の中に出てきている優秀なドラマーは100%ガッドを通ってきている。それ程影響力のあるミュージシャンなのだ)
ガッドは、実に素晴らしいオールラウンド・プレイヤーでどんなジャンル、どんなスタイルの音楽を演奏しても、楽曲の持つフィーリングを自分のフィーリングと融合して、他のミュージシャンをインスパイアーし、可能性を引き出し縁の下の力持ちとなって音楽の完成度の高さで常に聴衆を魅了する。
彼が料理する音楽は独特のテイストを持っているから、初めて聴いた曲でも、彼が演奏している曲なら、1フレーズ聴けば「あっ!ガッドだ!」って直ぐにわかっちゃうんだよね。
他の楽器でも、そうだよね。良いミュージシャンっていうのは独自の確固たるテイストを持っているから、聴けば、あっ誰だれだっ!ってすぐにわかる。
演奏そのものが自分自身であり、個性の塊であり、「魂」なんだよね。
それが存在感となり、その音楽を活かす為に無くてはならない揺ぎ無いものとなる。
もう、こうなってくると逆転現象すら起こりえて、そのミュージシャンを活かす為に楽曲が用意されるほど・・・
ガッドとはそういうドラマーなんです。
彼は常にフリーで、スタジオ・ワークで様々な一流ミュージシャンのレコードをサポートしている。
その数はギネスブックに載るほどに。そして誰もが彼との仕事を望み賞賛し尊敬する。グレートと。
つまり、これが必然性。その音楽(仕事)が彼を要求するのです。すごいよね。
さて、ガッドに憧れた少年は、早速考えた。どうしたら目指すドラマーに近づけるかと・・・
出した答えは、「ちゃんとした教育を受けて優秀な先生に指導を受けよう!」だった。
で、電話帳で片っ端から音楽学校を調べて、友達にも聞いて~20校位回ったなぁ~
問い合わせした音楽学校に行くと、先ずは体験レッスンを受ける。
で、先生と話しをして、先生を面接ww
素の僕を磨いてくれる才能のある先生かどうかを面接www
すげー生意気な生徒だよねw
すげー不器用なやり方だけど、でもね、僕にとっては必要だったんだ。
自分自身に納得いくまでドラムという楽器に全力でぶつかって行く為に、それしか方法が思い付かなかったんだ。
それでやっと巡り合ったのが、水野修身っていう人。
この人は、バークリー音楽大学出身で、同期に僕の一番好きなドラマーであるステーヴ・スミスやヴィニー・カリウータなど、数多くの世界的な超一流のドラマーを持ち親友の関係。
この人の師匠もまた超超一流でアラン・ドーソン。兄弟子にトニー・ウイリアムスを持つ。
(アランもアンソニー(トニーの愛称)も、もうこの世にはいませんが、生前に会わせてもらって、レッスンを受けた事があるんだ)
アランは、もう人間を超えてるね。あんな人間離れした神憑った芸術的なスティック・コントロール世界中に彼しかいない。
選んだ理由はプレイヤーとして超一流だった事。技術を全て盗んで、食い尽くしてやろうと思ったww
授業料はというと、プロ・コース1レッスン50分で1.5万円。何回受けても良いけど×1.5万円。
たっ、高けえええええええええええええ! 金ねぇええええ! つーか、マジかっ!オレまだ高校生っ・・・もうすぐ卒業だけど・・・^^;
結局、レッスン週1回で月4回。6万円/月・・・
親から貰ってたお小遣い+バイトしまくって、何とか賄ったYO。
つーか、バイトする暇あったら練習したいんだけど・・・^^;
授業とバイトが無い時はこの音楽学校に入り浸ってたよ。
で、何しに行ってたかっていうと、先生が生徒待ちしてる時とか、「ね~教えてよ~」って只レッスンをせがんでたんだw
「どーせまだ次の生徒来て無いじゃん!」「これってさーどうやんの?」
とかいって。
まぁ、これだけヤル気満々の生徒だと、可愛かったんだろうなw
結局、なんだかんだいって、タダで教えてもらってたもん^^;
-------------------------------------
ってゆ~ことで、この続きはまた今度~ ><b
------------------------------------
僕と音楽との出逢いは・・・
中学校の1年生の時に文化祭で3年の先輩が体育館でフォークギター1本で弾き語りしていたのを見たのがキッカケ。
当時、気になっていた女の子(初恋?ってやつかなぁ? よくわかんないけど・・・)が、「キャ~!先輩カッコイイ~!」って夢中になってた。
僕自身もすげーなーって思って感動したんだ。
んで、音楽っていいなぁ~女の子にモテモテだし、スゲー感動的だし~ってわけで、その娘にホレさせる為にギターを始めたんだ。
中3になってブリティッシュ・ハード・ロックと出逢ってエレキ・ギターに夢中になった。
当時のギタリストNo1のリッチー・ブラックモアのプレイは殆ど完全コピーしたよ。(今でも指が覚えてるw)
バンドを始めたのもこの頃で、それはもう~寝食を忘れてロックを貪ってた。
譜面なんか読めないから、LPをテープに録音して、繰り返し繰り返し聴き込んで耳でコピーしてたんだ。
寸分漏らさずに聴き込む。すると、どうやって弾いてるのかがだんだんと分ってくる。
ギターって弦が6本あるんだけど、同じ音でも弦によって微妙にニュアンスが違うから、「この音はどの弦で弾いてる!」っていうのが分るんだよ。で、次の音との兼ね合いがあるから、どの指で弦を押さえればスムースに運指ができるかが自ずと分るんだ。
そうやって少年は早弾きギターキッズとなっていった。(この頃はギターでプロになりたいな~なんて夢を持っていた)
高校生になると、もうある程度のプレーができる様になっていた。
憧れのギタリストのフレーズをコピーして、なり切って演奏する。頭の中はもう毎日が武道館でライブだったよ。
ロックスターのヒット曲を真似して演奏するだけで十分満足だった。
その頃は、TOTOとかヴァン・ヘイレンとか、UFOとか、レインボーとかMSGとか流行ってたな~
ヘヴィーメタルなんかも、ちょうどその頃でだしてきたと思う。(メロディアスじゃないのは個人的にはあまり好きになれなかったけど)
高校も3年生頃になると・・・なんか自分のギタープレイに限界を感じていた。
その一つは、音楽自体の無知からきていてロックしか知らないからそれしか演奏ができない、幅がとても狭いんだ。
そして独学で理論が分ってないから、音の操りが上手くできなくて自由な感情表現が演奏できない、アドリブに限界がある。
パターンにはまって抜け出せない。真似ばかりで、独創的な演奏ができない・・・したいんだけど、その方法がわからない・・・。
つまり、壁にぶつかっていたんだ。
もう一つは、楽器自体の構造で表現できる音階が限られている事への不自由。
ギターを極めてもいないのにw 生意気だよね。
でも、当時は真剣にそう思っていたんだ。
そんな時に、すげーグレイトなドラマーと出逢う。
彼の名はスティーヴ・ガッド。
彼のプレーを聴いたら、もうぶっ飛んでしまった。感じてしまったんです「海」を、偉大な表現力を。
こんな人間がこの世にいたのか!?って感じで、神憑ったパーフェクトなタイム感、センス、難解なポリリズム、フィール、懐の深いバックグラウンド、テクニック、バランス、人間性・・・もう、メロメロにやられちゃいました。
こんな風に演奏できたらいいなーって素直に思ったんだ。
その瞬間に、即ドラマーに転向w もう、これしかない!って感じで。
(なんかすげェ単純だなw ぼく様ちゃんw)
(現在世の中に出てきている優秀なドラマーは100%ガッドを通ってきている。それ程影響力のあるミュージシャンなのだ)
ガッドは、実に素晴らしいオールラウンド・プレイヤーでどんなジャンル、どんなスタイルの音楽を演奏しても、楽曲の持つフィーリングを自分のフィーリングと融合して、他のミュージシャンをインスパイアーし、可能性を引き出し縁の下の力持ちとなって音楽の完成度の高さで常に聴衆を魅了する。
彼が料理する音楽は独特のテイストを持っているから、初めて聴いた曲でも、彼が演奏している曲なら、1フレーズ聴けば「あっ!ガッドだ!」って直ぐにわかっちゃうんだよね。
他の楽器でも、そうだよね。良いミュージシャンっていうのは独自の確固たるテイストを持っているから、聴けば、あっ誰だれだっ!ってすぐにわかる。
演奏そのものが自分自身であり、個性の塊であり、「魂」なんだよね。
それが存在感となり、その音楽を活かす為に無くてはならない揺ぎ無いものとなる。
もう、こうなってくると逆転現象すら起こりえて、そのミュージシャンを活かす為に楽曲が用意されるほど・・・
ガッドとはそういうドラマーなんです。
彼は常にフリーで、スタジオ・ワークで様々な一流ミュージシャンのレコードをサポートしている。
その数はギネスブックに載るほどに。そして誰もが彼との仕事を望み賞賛し尊敬する。グレートと。
つまり、これが必然性。その音楽(仕事)が彼を要求するのです。すごいよね。
さて、ガッドに憧れた少年は、早速考えた。どうしたら目指すドラマーに近づけるかと・・・
出した答えは、「ちゃんとした教育を受けて優秀な先生に指導を受けよう!」だった。
で、電話帳で片っ端から音楽学校を調べて、友達にも聞いて~20校位回ったなぁ~
問い合わせした音楽学校に行くと、先ずは体験レッスンを受ける。
で、先生と話しをして、先生を面接ww
素の僕を磨いてくれる才能のある先生かどうかを面接www
すげー生意気な生徒だよねw
すげー不器用なやり方だけど、でもね、僕にとっては必要だったんだ。
自分自身に納得いくまでドラムという楽器に全力でぶつかって行く為に、それしか方法が思い付かなかったんだ。
それでやっと巡り合ったのが、水野修身っていう人。
この人は、バークリー音楽大学出身で、同期に僕の一番好きなドラマーであるステーヴ・スミスやヴィニー・カリウータなど、数多くの世界的な超一流のドラマーを持ち親友の関係。
この人の師匠もまた超超一流でアラン・ドーソン。兄弟子にトニー・ウイリアムスを持つ。
(アランもアンソニー(トニーの愛称)も、もうこの世にはいませんが、生前に会わせてもらって、レッスンを受けた事があるんだ)
アランは、もう人間を超えてるね。あんな人間離れした神憑った芸術的なスティック・コントロール世界中に彼しかいない。
選んだ理由はプレイヤーとして超一流だった事。技術を全て盗んで、食い尽くしてやろうと思ったww
授業料はというと、プロ・コース1レッスン50分で1.5万円。何回受けても良いけど×1.5万円。
たっ、高けえええええええええええええ! 金ねぇええええ! つーか、マジかっ!オレまだ高校生っ・・・もうすぐ卒業だけど・・・^^;
結局、レッスン週1回で月4回。6万円/月・・・
親から貰ってたお小遣い+バイトしまくって、何とか賄ったYO。
つーか、バイトする暇あったら練習したいんだけど・・・^^;
授業とバイトが無い時はこの音楽学校に入り浸ってたよ。
で、何しに行ってたかっていうと、先生が生徒待ちしてる時とか、「ね~教えてよ~」って只レッスンをせがんでたんだw
「どーせまだ次の生徒来て無いじゃん!」「これってさーどうやんの?」
とかいって。
まぁ、これだけヤル気満々の生徒だと、可愛かったんだろうなw
結局、なんだかんだいって、タダで教えてもらってたもん^^;
-------------------------------------
ってゆ~ことで、この続きはまた今度~ ><b