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2012年04月10日

審美眼(shinbi-gan)について

■ゆ~さん★おもしろコラムだじょ~
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えーと、辞典で調べれば、美を識別する能力って事で、美しい物を見極める眼力ですね。
皆さんの中に絵画好きな人はいるかな?  今日はそんな話し・・・

油絵なんかで、なんだか幼稚園生が描いたみたいな絵ってよくあるよね? よね? よね?
線も雑だし、色なんかはみ出しちゃってたりするし・・・ピ○そ とか?
んで、それがまた、有名な画家の作品だったりする。(うはwまぢ?って感じですよね・・・)
(こんなの、オレでも描けそぢゃね?つか、うまいかも・・・・おkk~)

だけど・・・なんで、こんなに評価されてるんだ? 不思議だなあ?
と思った事あるでしょ。ね、Tさん、Yさん、Kさん、Zさん・・・(うそw テキトーにアルファベット並べただけw)
実は、僕もその一人でした。

7年位前かなぁ、あるデザイン会社の社長の自宅におじゃました時、応接間にすげーでかい、立派な額の油絵(静物画)がドカーンと飾ってあったんで、紅茶すすりながら、しげしげと眺めてたら、その社長、
「どう?いいでしょ。わかる?」って聞くから、先ずは「大きくて迫力ありますね~」「こんなに大きなの見た事ないです!」「ところで、コレ、どなたの絵なんです?」って絵の話しにドップリ浸かってたら、なんと、なんと
この社長、とある有名女流画家の子孫(孫)で、形見でこの絵をもらったんだと!(国宝級だとか・・・)

で、審美眼なんだけど、絵って見る人の眼力を鍛えなきゃダメなんだって。
その絵の価値が分からないんだってさ。

一見雑に描かれている絵。感性を鍛えて見る目を養って行くと、その同じ絵の見え方が違ってくるのだそうだ。イメージ的に言うと、鍛えた度合いによって1枚1枚、絵の上に被さっていたヴェールが剥がれて行く感じ。
裸眼で1メートル先もぼやけて良く見えない目の悪い人が、眼鏡をかけた時の感じかな。

言い方を代えると、我々一般人は、その絵の本質が見えているのではなく、トレーシングペーパーみたいなのが、幾重にも重なってる状態で見ている感じ。わかるかな?

で、その絵をジ~っと見つめる。何時間も・・・ペーパーが1枚取れる。
実は僕ね、仕事の話しそっちのけで1週間近く通いまくりましたw ここにw 楽しかったから。

僕の場合、この絵の本質まで辿り着けなかったけど、イイ線までは行った。(と思う)
ペーパーが剥がれる感じ、絵の本質に迫る感じが体感できたから。・・・でもすげー疲れたよ。精神の集中。
なんかね、格闘してた感じだよ。これマジです。大マジです。
「あなたごとき青二才に、私が見抜けるものですか。出直してきなさい」って絵が語りかけてくるんだもん。
絵が見る人を試すんだもん。 絵が気高く誇りに満ち溢れてるんだもん。 生命力っていうのかなー?何か力に溢れてるんだもん。信じられる?

生活の全てを投げ打って、絵画に命を捧げて、一人の画家が信念のもと全身全霊を傾けて、その存在の全てを絵筆に込めて一切の妥協を許さず打ち込みこの世に生み出された作品。
その片鱗を感じただけで、怯んでしまいそうな程の迫力と圧迫感。
その事が良くわかりました。感動せずにはいられませんでした。
このコラムを書いてるだけで、当時を思い出して、涙が出てきてしまった。感動してしまった。

孫である、社長自身も、まだこの絵の本質に迫れ切れていないって言ってたけど、一度なんかの拍子にパッとそれらしき物が見えたそうです。
描かれている静物が、とてもリアルで繊細で、静物なのに生き生きしていて・・・なんだこれは!って感じで、大感動だったそうです。
このバイブレーションは、とても口では表現できないって。

世の中には、贋作(ニセモノ)って物がありますが、コレが実に上手く真似しているもんだから、素人には見分けが付かない。そりゃそうだよね。
贋作の作者も画家なんだもん。
で、オリジナルを描くわけじゃなくお手本通りに描きゃいいんだもん。

でも、表面しか真似できないのです。お手本(本物)の本質までは描けないのです。真似できない。
てか、これができたら、贋作なんて描いてらんないしね。

で、目利き。見る人が見れば、一発でわかっちゃうのです。
ベールを剥がされちゃうからね。表面だけのごまかしは通用しないのです。

つまり、これが審美眼。

私たちは、普段の生活の中で、様々な出来事に出会います。
仕事の中でも、プライベートでも。
別れがあり、出会いがあり、その係わり合いの中で様々な思惑を孕んだ人間模様。
騙したつもりが騙されて、乗せたつもりが~乗せられて~・・・くだらない。
タヌキもキツネもお呼びでないの。なのなの。

今日テーマにした審美眼は、心が曇っていると決して開かない眼です。
これを法眼(ほうげん)といいます。
私たち一般人は、普段の生活の中で、襟を正して、この境地に近づきたいものです。

と、いう話しでした。 チャンチャン。



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Posted by ゆ~さん  at 09:37 │Comments(0)ゆ~さんの痛快コラムっ!

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